音名と階名 (その2)

アメリカの大学で音楽理論の基礎クラスを取って、気づいたこと:「ドレミ~」の概念が、日本と違う。

ちょっとネットでも調べてみたのですが、私のように海外で音楽教育を受けた際、日本との違いに戸惑った経験を持つ人がたくさんいる事がわかりました。

ただ「日本で」といっても、私の場合はピアノです。別の楽器やメソッドを学ばれた方は、また違う経験をされてるかもしれませんね。

この記事では、私が「日本で」というとき、主に「日本で、クラッシックピアノを習ってた人の考え方・習慣」という意味だと思って下さい  m(_ _)m

 ◆日本の音楽教育が創り出した矛盾

「音名」と「階名」の区別が明確になっておらず、なにかと混同されがちです。

そして、混同されがちな理由として、音名と階名の両方で「ドレミ~」を採用してしまってる点が大きいと思います!!

◆音名とは  

ずばり、その音の名前です。特定の周波数を放つ個別の音を、どう呼ぶのか、です。

ちなみに日本では

「ドレミファ~」

「ハニホヘ~」

「ツェーデーエーエフ~」

「CDEF ~」

と、様々な呼び方が混在しています。それぞれイタリア語・日本語・ドイツ語・英語ですね。

この習慣から、日本では

「ド = ハ = C」 

という感覚が根づいてしまいました(固定ド の考え方)。

◆階名とは

ある音階の中で、その音が果たす役割を示します。音名と違って、周波数によって呼び方が決まるものではありません。

ここでは、音階の「主音 = ド」となり、そこから一度ずつ上がるごとに「レミファ~」と呼ばれます。

当然ながら、必ずしも「C = ド」にはなりません。

例. ト長調/ Gメジャースケールにおいては、「主音 = G = ド」となる(移動ド の考え方)

☆☆☆★★★☆☆☆★★★

アメリカの授業では、さすがに「ハニホヘ~」って呼び方は習いませんでした(^^;)

ドイツ語の「ツェー・デー ~」、イタリア語の「ド・レ・ミ ~」は、教科書の最初のほうで、「こういう読み方が、あります」程度の説明がありましたが、それ以降は登場せず、あとはおおかた「C・D・E ~」と、英語だけ使ってればオッケーになりました。

そもそも「CDE ~」の一種類しかないので、あえて「音名/ 階名」という、カテゴリー自体が不要な感じでした。

音名を「CDE ~」で示して、音階の中の各音の役割については(これは、日本でもやってる事ではありますが)、ローマ数字で表しました。

私は、ピアノでさんざん固定ドに親しんでしまったので、移動ドというのは、ダメです。

大人になってからなんですが、ほんの一時期、(日本で)プロのギタリストの先生に教えてもらったことがありました。

その先生から「音名と階名の両方で、歌いながらギターを弾けるようになりなさい」と言われました。

(つづく)